木の断熱効果

木の断熱性能はコンクリートの12倍!  なんと鉄の483倍!
同じ厚さの異なる材質で、熱伝導率を比較してみました。各材質の断熱性能は、熱伝導率の値が小さいほど優れているといえます。ということは、木材(スギ)はコンクリートの12倍、鉄と比べるとなんと約483倍もの、すばらしい断熱性能を備えていることがわかります。
熱の伝えやすさ(熱伝導率)を比較すると
・・・スギを1とした場合・・・
 
スギ
スギを1とすると
  (0.08kcal/m・h・℃)

コンクリート
スギの約12倍
  (0.94kcal/m・h・℃)

鋼材
スギの約483倍
  (38.6kcal/m・h・℃)
       
優れた断熱効果が結露をも防ぐ
優れた断熱性能は、住まいのためのたいへん重要な条件です。厚さ寒さの影響を迎えて快適さを保ち、また住まいの大敵である結露を防いで家を長持ちさせます。住まいの材質にも、断熱効果の高いものを選びたいものですが・・・。
では、水・コンクリート・鉄それぞれの断熱性能はどのくらいなのでしょうか?上の結果を見ると、他の2つの材質に比べて木が驚くほどすばらしい断熱性能を備えていることがわかりますね。もちろん、今日の住まいづくりではほとんどの場合、鉄筋コンクリート造でも、木造でも、断熱材を用いた高断熱対策が施されています。しかし、鉄やコンクリートの住まいではどうしても、断熱材のつなぎ目から熱を逃しがち。さらに、室内の温度分布が均一でないというデメリットもあります。反対に木の家なら、構造材そのものが優れた断熱性能を発揮!実際に、それ自体では強度のない断熱材の代わりに、バルサ・キリ・スギなどの軽い木材が用いられることもあるほどです。以前はよく、「木の家は鉄筋コンクリートの家に比べて冬寒い」といわれてました。けれどもそれは、気密性の高い住宅づくりが徹底していなかった大昔の話。技術の発達した今日ではむしろ、断熱性能に優れ、他で紹介するようにすばらしい調質機能や、強さを備えた木を、上手に住まいに活かす方法を考えたいですね。