梅雨時期の豆知識

こんばんは。みぞえ住宅の宇野です。

今回は梅雨時期のカビ対策について紹介します。

うっとおしい梅雨は、カビにとっては大好きな季節です。カビが発生する条件は、
(1)カビの胞子があること。
(2)カビの成長を許す環境条件であること。(例えば栄養分、酸素、適当な温度、湿度)
(3)その環境が持続する、つまり成長するのに十分な時間があることです。雨が続き、空気が湿る梅雨時は、この3つの条件をすべて満たしてしまい、カビが発生しやすくなります。

住居の中のカビ発生を防ぐためには、水を使うと所と使わないところに分けて対策を行いましょう。

■水を使う場所でのカビ対策

栄養源になるものを取り除く事と,水分を断ち切る。(水にぬれたらこまめに拭き取る、水蒸気を追い出す)こと。そして、カビの量を減らす事です。付近の流し台には食べ物や汁の飛沫。浴室には赤や石鹸カスが付着します。いずれもカビにとっては栄養源になりやすい有機物で、量が多いほどカビが早く育ちます。できるだけ早く取り除きましょう。ぬれた状態が長く続くほどカビは繁殖しやすくなりますので,拭き取れる箇所はなるべく拭き取って水を残さない事が大切です。浴室などは、使った後に水のシャワーで石鹸カスなどを流した後にタオルで水分を拭き取ってから換気扇を回すと早く乾燥してカビが生えにくくなります。

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■水を使わない場所でのカビ対策

水を使用しない住居スペースと収納スペースでは湿気のコントロールが効果的です。こうした場所にはもともと水がありませんので、カビが育つために必要な水分は空気が供給します。夏は空気中に含まれる水分も多く、換気しても室内の水分量を減らす事が困難です。クーラーは、室温を低下させると共に除湿もしますから、温度も、湿度も高い時期にはクーラーの使用が効果的です。収納スペースで押し入れの湿気を取る小物がいろりろありますが、湿度をコントロールする手段としてはあまりお勧めできません。天気のいい日は、両側の窓を開け、空気の通り道を作りましょう。また、掃除をこまめにする事も大切です。ホコリがたまると水分に付着し、カビが発生しやすくなります。
温度計や湿度計を部屋において常に温湿度をチェックしてみる必要があります。梅雨時は、除湿・換気・掃除につとめ、健康で快適な住まいで過ごしましょう。

ちょっとしたひと手間でカビの発生を抑える事ができるのでみなさまも試されてみてはいかがでしょうか!?